親方がスワヒリ語を熱く語ります!


・スワヒリ語は
スワヒリ語は、東アフリカ諸国で話される言語で、サファリラリーの舞台である、ケニア、ウガンダ、タンザニアを中心にコンゴの東部やブルンディ、マラウィ、ザンビアの一部でも話されている。サファリラリーに憧れていたがっちゃんとしては憧れの言語であったが、実際にそれを喋ることになろうとは夢にも思っていなかった。
実際、日本では超マイナーな言語だとおもう。八重洲ブックセンターに行ってもスワヒリ語の本は、ほんの数冊しか発見できないのだから。

・最初に覚えたのは
Polepole(ポレポレ)=ゆっくりである。昔のサファリラリーのオートスポーツかなんかの記事を読んでいたら、「240Zのアルトーネンが、ランサーのジョギンダ・シンに『きょうはポレポレで行く』と三味線ひいてフェイントかましてた」というような事が書かれていて「ひぇぇ、トップドライバー同士の駆け引きってかっこえぇぇぇ!」と妙に感動しつつ「ポレポレ=ゆっくり」というのが記憶中枢に残ったのが最初である。
因みにポレポレの反対は、ハラカである。「おい!急げよ!」というような時に、「ハラカラカ!」というのである。

・あいさつ
スワヒリ語は至って単純である。朝も昼も夜も「こんにちは」は、「ジャンボ!」で良い。一連の挨拶としての会話、英語だと「ハロー→ハウアーユー→アイムファインサンキュー」フランス語だと「ボンジュール→コマサバー→サバビアン」に相当するのが、ジャンボー →アバリガーニ(又はアバリアコ) →ムズリサーナという言葉になる。
意味も大体英語、フランス語の場合と同じ。
そして、アフリカ人に「おはようございます」を教えようとしたが、いつまでたっても「おあよざます」としか言わない。結構笑える。

・すぐ覚えるあの一言
日本で外人パブかなんかに入り浸るすけべなヲヤジが、タガログ語や、タイ語や、中国語、韓国語なんか覚えたりする時に一番最初に覚えようとするのは「I love you」なのである。スワヒリ語で、「愛してるよ」は「ナコペンダ」である。英語の「very」に当たるのが「サーナ」だから熱愛を伝えるには「ナコペンダ サーナ」になる。
 こんな言葉覚えんでよろしいっ! といってもこれだけは忘れないのが人の性である。

・いくら
どこに行っても生きていく上で買い物はつき物である。「ハウマッチ」は「シンガピィ?」という。紛らわしいのが、「サンガピィ」でこれは「何時?」になるので、店先で「サンガピィ?」と言ってしまったら「4時半」とか言われてしまう。それと、スワヒリ語圏とはいえその国の公用語がある。例えばケニア、タンザニア等は英語である。「シンガピィ」を覚えたからといって街中で使うと、こいつスワヒリ語喋るなと思われて、「15ドルです」というのもスワヒリ語で返されるとたちまちパニックになっちまったりする。「フィフティーンダラー」なら理解できるけど、「クミナターノダラ」なんていわれて「へ?」ということになる。

因みに、1=モジャ 2=ンビーリ 3=タトゥ 4=ンーネ 5=ターノ 6=シータ 
7=サーバ 8=ナーネ 9=ティーサ 10=クーミ となる。
馴染みが無いのでちっとも覚えない。

・決勝は凄い!(また明日)
最初、現地人同士の会話を聞いていて、「……スゴイ……」というのが聞こえたので「スワヒリ語で『スゴイ』って何だ?」と聞くとそんな言葉は無いといわれてしまった事がある。
でも、別れ際の会話の中で「決勝はスゴイ」と聞こえてしまったので「今何て言ったの?」と聞くと、「またあした」って事らしい。「決勝はスゴイ」じゃなくて「ケシュ・ア・スブィ」だと言われた。「ケシュ」は"明日"、「スブィ」は"朝"の意味である。
職場の仲間とか、毎日会う人には別れ際に「ケシュ・ア・スブィ」と声をかける。
また、次の日の午後に会う人には「ケシュ・マンガリービ(明日の午後)」と言う。


・熊本っ!
スワヒリ語圏で、これだけは言ってはならない。特に女性の前では。
「クマ」と言うのは、女性のアソコの隠語である。そして「モト」は、燃えるとか闘うとか言う意味である。すなわち・・・・ま、意味は各自に想像してもらうとして・・・
とにかく言語が違うと、ややこしい問題も出てくると言う事である。
逆に挨拶のところで触れた「ムズリ(GOOD)」であるが、会話の中で「シ・ムズーリ」というセンテンスになる事がある。でも「シ・ムズーリ」が「セ・ンズーリ」に聞こえるのは僕が不謹慎なだけかもしれない。

・Yes&No
日本人でも「イエス」「ノー」である程度通じるのでスワヒリ語圏でもそれでイケる事は多いが、正しくはYesはンディーオ(ディーオに聞こえるが本当はンが最初に付くらしい)
Noはアパーナとなる。ンディーオを使う事は少ないが、市場などでの値切り交渉に「アパーナ」は欠かせない言葉である。

・そんな馬鹿な
「アウェジカーネ!」という。向こうが知らないと思ってる時にこれをかますと結構効果的で、相手がびっくりする。「何でお前は知ってるんだ!」という感じである。
市場で野菜値切る時にも、「アパーナ、アウェジカーネ!」といってから値切り始める。

 

つづく・・・ To be continue

 

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